くまもとライフコンサルラボ

食育博士の頑張らないヘルシーライフ

めんどくさがりさんが運動を続ける唯一の方法

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  • 夏を目の前にして、今年こそは運動して、引き締まった体で水着を着る!と決心したのに、気が付くと1か月たっていた…水着きるの明日なんですけど~(爆)

  • ジムで着るウェアも、シューズも買ったのに、数回しか使ってない…
  • 家には、使わなくなったウォーキングマシンやエクササイズバイクが洗濯物干しになってしまっている…

 

こんな経験ありませんか?

私は何度も経験あります!

今度こそ!と決心してはあきらめる…

繰り返すうちに、自分への自信もなくなり、「どうせ私なんて…」と思うようになってしまいます。

やるべきだとわかっているのに、どうして運動を続けるってこんなに難しいのでしょうか。

めんどくさがりな私のせい?

いいえ、実は、続けられないのは、誰もが持つ「脳のクセ」のせいなんです。

今回は、脳のクセを理解して、無理せず運動を続けられる方法をご紹介します!

面倒くさがりは脳のクセ

ヒトの脳には、同じ事柄でも、少し先の苦労を小さく、目の前の苦労を大きく感じてしまう「現在バイアス」というクセがあります。

例えば、「明日から朝ジョギングする!」と決意した時は、誰しも、「自分はできる!」と思いますよね。しかし、実際次の日の朝になると、「あ~だるい。今日はやっぱ無理かも…」と思う。これは、決意したときには「ジョギングする」という苦労が小さく感じられ、実際にジョギングする時になると、実行できないほど大きな苦労に感じられてしまうのです。

こうして、人は自分にはできそうにない大きな目標を立てて、実行できずに諦めることを繰り返してしまうのです。

 

これは、人であれば誰しも持つ脳のクセ。

ということは、全人類は生まれながらに面倒くさがりであると言えるかもしれませんね。

では、どうして人によって、運動を続けられる人と続けられない人がいるのでしょう。

 

運動を続ける鍵は、意思力と習慣化

何か新しいことをする時、それが大変なことであるほどたくさん意思力を使います。

意思力とは、やるべきことをやる力(例えば、朝早起きしてジョギング)、やるべきでないことをやらない力(例えば、ダイエット中にケーキを我慢)、望む力(例えば引き締まった体になりたい!)のことで、1日に使える量?には限りがあります。

しかし、筋肉と同じように、使えば使うほど鍛えられ、使える量が増えます。

そう、この意思力がどの程度あるかで、新しい行動を実践し、続けられるかどうかが決まります。

そして、一度習慣化した行動には意思力はほとんど使われません。例えば、歩くときに、一歩一歩意識しては歩きませんよね?歩くことが習慣化されて、意志力を必要としなくなっているのです。

えー、じゃあ、運動を続けられないわたしには意志力がないってこと?運動を続けるなんて無理じゃん!はいおわたー

と思ったあなた、安心してください!

わたしと同じように、運動が続かない方におすすめの習慣化の方法があります。

めんどくさがりさんの運動にはトリガーを使う

それは、いつも必ずする行動(トリガー)に運動を結びつける、という方法です!

例えば、私はいつもお風呂あがりにドライヤーで頭を乾かします。

このドライヤーを使うことをトリガー(行動の引き金)として、スクワットを30回やることにしています。

ドライヤーをかけてる間、手は使いますが、足はただ立っているだけです。この時間を運動に使えないかと思い、始めました。

 

1日にスクワット30回じゃ、運動にならないでしょうと思いますよね?

でも、思い出してください。

意思力って、鍛えられるんです。

私がドライヤースクワットを意思力を使わずに続けられるようになった頃(多分1ヶ月くらいかかりました)、次は、夜の顔パックをする時に、ストレッチをしようと思い、始めました。

そうやって、意思力を少ししか使わずにできる運動を、一つ一つ増やして行きました。

・歯磨きしてる間は、バランスボールに座る

・運転の信号待ちの間は、顔トレをする

・皿洗いをしてる間は片足を後ろにあげる

・肩が凝ったと思ったら、肩回しを10回する

・職場のクッションを、座るだけで運動になるものにする(私が使ってたもの↓)

 

 

そういうことを積み重ねていたら、ついに、毎日夕方坂道ウォーキングをすることができるようになっていました!

今の私は、贅肉とは無縁です!笑

 

大切なことは、トリガーと結びつける運動は、苦労せずできることをひとつだけにする、ということです。

目標を立てるときは、なんでもできそうな気がする、という脳のクセを思い出して、ハードルを思い切り下げて、一つだけ挑戦するようにしましょう!

走る習慣がないのに、いきなりジョギングに挑戦するのではなく、まずは、エレベーターを使わず階段を上る、等、疲れ切っている自分でもできる行動を選びましょう。

 そして、一つの運動を無意識のうちに続けられるようになったら、次の習慣をとりいれましょう。

一度に何でも取り入れて、結局全てつづかない、という事にならないように、始める時は一つだけが良いです。

 

このトリガー運動法の最も素晴らしいことは、一つの健康的な習慣がキーストーンハビット他の習慣を習慣化しやすくする習慣となり、様々な健康的な習慣を身につけることにつなげていけることです!

運動から、食生活、睡眠と、健康的な習慣を、広げていってみてくださいね!

 

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