中学生までにマスターさせたい!夏休みのお料理修行
おはようございます!食育博士です。
突然ですが、皆さんのお子さんは「家事」できますか?
私は、大学生ではじめて一人暮らした時は、家事が一切できずに生活が崩壊してしまいました。掃除できないから、部屋は散らかり放題、ご飯は、ちゃちゃっと料理できないから、野菜スープを作るのに精いっぱいで貧血に・・・洗濯物はもちろんたまり放題。
そんな経験を踏まえて、子どもたちには、中学校を卒業するまでに、家事をまるっと身に付けさせたい!
その思いを実現すべく、去年の夏休みには、「夏休み期間中に自分で朝食を作れるようになる」を目標に、お料理修行に取り組みました。
今日は、その様子をレポートします。
ちなみに、チャレンジしたのは小2と小4の息子たちです。
➀米を研いで炊飯器で炊く
実は、中学生になっても、米を炊けない子どもたちが3割程度いるのをご存じでしょうか(本田、食生活学会誌、2011 小中学生の生活習慣病予防に関連する食行動と食に対する意識,知識,調理技術等との関連 (jst.go.jp))。
経験を積まなければ、米を炊くことはできません。
是非、子どものうちから、繰り返し経験をつみましょう。
【米の炊き方】
➀米をカップで測る
②炊飯器に入れて優しくシャンプーするような手つきで米を洗う
③水を切って、メモリまで水をいれる
④炊飯器の炊飯ボタンを押す
➀~④までを、子どもたちだけでやってみましょう。大人は教えつつ見守ります。
参考までに、熊本市のYouTubeで「はじめて♪おうちdeクッキング~お米のとぎ方編」もわかりやすいです。こちらを見せた後、自分でやってみても良いですね。
②包丁で野菜を切る
正しい包丁の持ち方をご存じですか?実は、小中学校の調理実習でも学んだ記憶がなく、私が人生で初めて包丁の持ち方、使い方を学んだのは、調理師専門学校でした。
大学生でも、包丁の持ち方、切る姿勢を知っているのはごくわずか。
持ち方、姿勢で切るスピードも変わり、何よりけがをしづらくなります。ぜひ今のうちにマスターしましょう。
様々な動画で切り方が紹介されていますが、私が以前の職場で投稿した物をご紹介します。
ちなみに、うちでは、3歳のころから、この子ども用包丁をつかって、時々切るトレーニングをしていました。↓
子ども用包丁と侮れないくらい、結構ちゃんと切れるのですが、安全です。
一度長男がリンゴをむいていて、手を切ってしまったのですが、その時も少し切る程度で済みました。また、さびにくく、5年たった今でのきれいに切れます。おすすめです。
③卵を焼く
包丁づかいの次は、火の使い方です。
初めは目玉焼きなんていかがでしょう。
大人には簡単な目玉焼きも、子どもにとっては、「卵の殻を割る」から、「熱いフライパンに落とす」まで、初めはなかなかうまくできません。
できるまで、失敗はあたりまえ。調理場が汚れても気にせず続けさせましょう。
卵が焼けるようになったら、たまご焼き、みそ汁、とレパートリーを増やしてみましょう。
そして、何度か練習して、いよいよ自分たちだけで朝食づくり!
レシピ本もみながら、とても立派な朝ごはんが出来上がりました!
参考にしたレシピ本はこちら。
図書館においてあったそうですが、子どもが気に入って読んでいたので、購入しました。
こんな感じで、遊びと仕事の区別がつかない時期に、遊びとして家事を身につけられるよう、今のうちに私が伝えられることを伝えていきたいと思います。
無理せず、できなくても気にせず、親子一緒に楽しんで料理スキルを身に付けましょう!
★「食生活の変え方」発売中★