くまもとライフコンサルラボ

食育博士の頑張らないヘルシーライフ

夏休みの宿題 やる気のない子をやる気にする10の方法

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今年もこの季節がやって来ました。

夏休み、そして膨大な宿題に、わが子が対峙する時。

どうやって終わらせるか、毎年頭が痛いですね。

 

そこで、今年は、私が研究している食育や行動経済学の知見を基に、子どもたちをやる気にする方法を色々考えてみました。

お子さんによって、効果がある方法が違うかもしれないので、色々試してみてくださいね!

 

夏休みの宿題をやる気にさせる前に、決してやってはいけないこと

子どもをやる気にさせようと思ったら、決して、決して!やってはいけないことがあります。

それは、「子どものやろうとすることに口出しすること」です。

 

これは、私の失敗談から学んだ教訓です。

うちの場合、子どもが宿題の計画を立てるところまでは、持っていくことができたのですが、立てた計画が、もう絶対達成できない!とやる前からわかってしまうような、無理めなものだったんです。

ちなみにその計画は、「夏休みの友、漢字、算数ドリルを1日2頁ずつやる」というもの。

だから、つい言っちゃったんです。

「そんなの絶対できないから、1頁ずつにしたら?」

そしたら、もう。。。やる気が一気にマイナスですよ。ふてくされて、宿題に手をつけるどころではなくなりました(涙)。

 

今思い返すと、「絶対失敗するとわかるからつい言っちゃう」というのは、その子が失敗しないように親が先回りしてしまう行動ですよね。

でも、失敗していいんです。転んで、失敗してその時に学ぶことはとても大きいから、むしろ小さな失敗ならどんどん経験させるべき。

そのことに、私も今回の「失敗」で気づきました(笑)。

夏休みの宿題がやる気になる方法

決して子どものやることに口出ししない心構えができたら、次は、さりげなく、そして強力にやる気にさせる戦略を実行しましょう!

 

➀勉強するスペースの掃除する

 他のブログでも散々紹介されていますが、やっぱり大事なのは環境です。乱雑な中で集中するのは、大人でも難しいこと。

 「集中できないのは、部屋のせい」という本が出るくらい、宿題にとって片づけは大事です。

そんなのわかってるけど、片付けできる時間と余裕があるならとっくにやってるよ!

と思われる方は、ひとまず勉強する机の上だけでも、物を捨てまくってきれいにしましょう。

集中力が全く変わってきます。ついでに、ストレス解消にもなりますよ。

 

②計画を立てる 

夏休み中の宿題の計画を立てるのも、やる気を出す方法の一つです。

人は、自分で決めた約束事を守りたくなる性質があります。

1日に、これだけやる!と決められたら、それだけやることに集中できるものです。

計画を立てる時のコツは、「朝起きたてのだるい時でもできるもの」に限定すること。

夏休みの宿題は、毎日やるものですよね。頑張らないとできないことは、毎日は続きません。

まさしく、「朝飯前」にできる事にしぼることが大切なのです。

 

③宿題を1か所にまとめる

宿題が色んな所に散らばっていたら、始める前に気力を使い果たしてしまいます。

実は、人の意志力(やらないといけないことをやる力)は、筋肉と同じように、使えば使うほど消耗してしまうもの。余計なことについやす前に、宿題にとりかからせたいです。

クリアファイルや、A4のコンテナに宿題をひとまとめにして、やる気がでた時にすぐにとりかかれるようにします。

 

④ごほうびをつくる

宿題終わったらゲームができる、おやつが食べられる、等、宿題が終わると楽しいことが待っている状況を作ると、やる気が起きやすくなります。

 

⑤「一緒にやろう」と声かけ

子ども達だけに宿題をやらせるよりも、親から「一緒にやろう」と言われた時の方が、やる気が出る場合があります。親も読書やインプットなど、子どもと一緒に「勉強」してみましょう!

みんなで勉強すると、なんかしなきゃいけない雰囲気になります。

 

⑥「やりなさい」→「どれをやる?」「いつやる?」に

それでもやる気が起きないとき、やっぱり「宿題しなさい!」って言いたくなります。

でも、少し踏みとどまって「宿題、どれからやる?」と聞いてみましょう。人は、選択肢のある質問には答えたくなる性質があるそうです。

そして、答えたからには、いっちょやってみるかな、よっこらしょ。と、重い腰が上がるかもしれません。

⑦美味しい朝ごはんを食べる

おなかが空いていたら、やる気が出ないかもしれません。

朝ごはんを食べたグループと食べないグループを比較した研究では、たべないグループで脳の働きが低い結果となっていました。

さらに、朝ごはんもパンだけ、ごはんだけより、おかずを数種類食べている方が脳の働きが良いことが分かっています。

ご飯、味噌汁、納豆など、しっかりご飯を食べて宿題に取り掛かりましょう!

⑧音楽を流す

音楽をかけると、やる気が出る子もいます。

うちの子は、カフェBGM系の音楽よりも、アニメソングの方がやる気が出るようでした。

⑨緑茶を飲む

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水出し茶


緑茶は、アメリカでは「クリエイティブサポート飲料」と呼ばれるほど、集中力や思考力を高める飲み物とされています。

さわやかな緑茶を飲むことで、気分転換になり、一度途切れた集中力も復活するかもしれません。集中力切れてきたな~と思った時に、緑茶をさし入れしてみましょう!

熱い今の季節は、水出し緑茶がおすすめ!緑茶に水を入れて数分待つだけ。もっとおいしくしたいときは、緑茶に氷水をいれて、一晩おくと、うまみと甘みたっぷりの超絶おいしいお茶が味わえます!

⑩ほめる!

そして、やっぱり有効なのが、しかるより「ほめる」!

少しできたところで、「すすんだね~」「がんばってるね~」とほめて、最後までやる気が続くよう、必要に応じてサポートしましょう。

子どもが集中できている間は、あまり声掛けせず、集中力が途切れた時に、緑茶をだしながら声掛けするといいようです。

 

以上、夏休みの宿題をやる気にする10の方法をお伝えしました。

私も、現在、夏休みの宿題に全くやる気のない我が子と格闘中で、いい方法ないかな~と、備忘録も込めてこの記事を執筆しました。

少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです!

 

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